普通に一年で区切ると来年1月が入らないし、年度で区切ると今年の3月が抜けてしまう。なんの話かというと、この1年間で春夏秋冬いろいろな鈴木拡樹さんを現場で観ることができたなぁという、実際はまだ来年1月に予定している舞台の観劇をもって達成というところなのだけど、そうしみじみ幸せに浸るために、二月、私の今年の誕生日から次の誕生日までの1年間と区切ることにする。
昨年の春アニメで「SPY×FAMILY」を見ている時から、これ2.5でやるならロイドさんは鈴木拡樹さんしかいない、っていうか是非やってほしい、こんな適役なのにやらないなんてもったいない。ヨルさんは松井玲奈ちゃんなんかピッタリ、と妄想してた。
そして9月の終わり頃、ふとTwitter(現:X)を開いた瞬間に目に飛び込んだ舞台化決定のニュースとロイド姿の鈴木拡樹さん、あ、神様っている・・・確信しました。
でも東京、兵庫、福岡、無理。と肩落としつつも、ふと、そういえば旦那側の姪っ子ちゃん、たしか3月に明治神宮で結婚式って言ってたな。日にちを確認して上演スケジュールと照らしてみると、前日のソワレ、鈴木拡樹さん!(ロイドさんは森崎ウィン君とWキャスト)なんと!!キャスト先行、この一公演一択で申し込む。
この姪っ子ちゃんの結婚式のために姑のショートステイ、1泊から始めて徐々に2泊、3泊も大丈夫なように慣らしてきた(のは息子である旦那で、私は口出ししてないよ)。あくまで結婚式に旦那や義妹たち揃って出席するためで、私が観劇するためでは断じてないのだ!(誰に言い訳してるのだ?)逆にこの機会を逃したら観ることはできない。チケットご用意されなければ諦めるし、ご用意されたら神様の手招きに食い気味で従うのみ!
そして神様ありがとうの当選。その頃、東京駅からほど近い美術館で軒並み超魅力的な美術展目白押しで、これはもう私のために組まれていると思うしかない、ということで速攻、土曜日の結婚式を真ん中に2泊、ホテルも予約しちゃいました。
唯一悩みの種であった東京では保護者必要な旦那、結婚式当日一人で来て帰れは無理なので、一緒に前泊になるのだけど、私が帝国劇場に出掛けたあとに旦那一人で晩御飯食べるの、嫌がるかなぁ。一人で外に食べに行くかな、行かないだろな。ホテルにコンビニ弁当と一緒に置いてくるのも申し訳ないかな。
ところがそこへ娘という、海上保安庁から海猿乗り込んでやってきましたくらいの心強い助け舟が現れた!
最初、娘親子は私たちとは別行動で、上京ついでにディズニーなんかも行くつもりのようだった。が、コロナも何度めかの波が来ていて、もしも感染して下の子がその翌週の卒園式に出られないことになるのは避けたい、ということで、娘一人だけが当日早朝に出かけ、終わり次第帰ることにしたという。私は秒で、なんなら食いぎみに「お父さん一緒に連れてって」娘にお願いしてしまった。
ほんとに、いろんなことが自分に都合よく進んで申し訳ないくらいだったけど、そうじゃない時はそうじゃない時で文句言わずに従いますからと内心言い訳して、この状況に甘えさせてもらうことに。
旦那同伴じゃなくなったことで昼ごろ東京に着いてからミュージカル開演までの数時間で三菱一号館美術館、出光美術館、静嘉堂文庫美術館を回ることができた。どれもほんとに素晴らしく、眼福、眼福。それだけでも最高の日たりうるくらい。からの、眼福の極み、鈴木拡樹さんの舞台を観劇。天国に来ちゃったのか?
生まれてこのかた、勝手にミュージカルには苦手意識を持ってきた。田舎で地味に、目立たないことがいいことで育った私には、ミュージカルのテンションは熱すぎてついていけないし場違いだと決めつけ近寄らないできた。で、いきなりの帝国劇場で生演奏の迫力を浴びまくりで、すっかり虜。人生ってほんと、面白い!
ただ、もうその日はふわふわ舞い上がってしまって、結局内容はその後あった配信とアーカイブを期限ぎりぎりまで何度も観てゆっくり咀嚼して消化した感じ。ほんと、自分頭の回転のろすぎって思う。配信も円盤もなかった昔だったら、なんか幸せだった〜ってほわっとした感覚しか残らなかったに違いない。繰り返し観られて、Twitter等でいろんな方の感想や解釈に気付かされることができる現代社会、ありがとうです、心から。
夏へ続く
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by tekuteku0220
| 2023-11-14 13:21